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日本が誇る名工、河野賢氏の製作したNo.10モデルです。製作年は1971年のものとなります。

全て単板で、表板は松、サイドとバックはローズウッドの単板、ネックは南米産のマホガニーで、指板には本黒檀が採用されています。ブリッジとヘッドの突板はハカランダが使われています。内部はセラックで丁寧に処理されています。

河野ギターならではの力強く芳醇なトーンです。この力強さは独特のもので、音量・迫力があるものですがそれでいてピーキーなうるさい音にならず、奥行きやゆとりを感じさせる優しいトーンを備えています。河野ギターの特徴がしっかり出たギターだと思います。

51年前の製作品なのでちょっとした傷や経年変化はありますが、弾くギターとしてのコンディションもまだまだ頑健で良い音させています。裏板に１箇所表面上のクラック(内部には至っておらず光などの透過やグラつきなど、音への影響もありません)がありますが、そのほか若干の打傷がある程度で年式を考慮してもグッドコンディションだと思います。ネックの反りもなく、フレットも目立つ消耗なく綺麗に残っています。現在弦高が12fで６弦約4mm、１弦12fで3.2mmです。現状でも弾きやすいギターだとは思いますが、サドルの余裕も残っているので弦高もまだ下げられる
良いギターをお探しの方はぜひご検討ください。汎用のハードケースが付属いたします。どうぞよろしくお願いいたします。